”Cicada” 設計コンセプト

「Cicada」とは

「Cicada」とは英語で
「セミ」を意味する単語です。
けたたましい音で空を飛び
外見にどこか生き物らしい雰囲気をまとう
FPVドローンとセミに共通点を感じて
初代に「Cicada95X」と名付け
これをシリーズ名としました。
ぜひお気軽に「セミちゃん」とお呼びください!


クラス最軽量を目指したフレーム

-飛行するものにおいて、軽さは正義である-

この理念をもとに設計されたCicadaシリーズは
全機種において徹底した軽量化を行い
FPVドローンに求められる様々な性能を
向上させることに成功しています。

  • 極端な軽量化をコンセプトに設計された
    初代セミちゃん「Cicada95X」
    4s450mAhとDJI Action2込で220gでした

      

長い飛行時間

FPVドローンの課題の1つとして
飛行時間の短さがあげられます。
Cicadaシリーズは徹底した軽量化に加え
推奨部品や設計に航空機の思想を導入することで
飛行時間の延長を実現しています。

  • Cicada L+ v1Prototype

     

高効率なエアフロ―

ジェットエンジンは大量の空気を
取り込むために様々な工夫がなされています。
これはFPVドローンでも同様であり
動力性能を最大限発揮するためには
効率的な空気の流れを考慮する必要があります。
Cicadaシリーズでは推進部の上下に配置する
構造物を極力少なくしたうえで
3Dプリント品のガードの形を
工夫して設計しております。
わずかなサイズアップにはなりますが
これによってエアフローを最適化し
騒音の低減や飛行時間の延長を実現しています。

  • Cicada25

  • Cicada20C



クラッシャブル構造

FPVドローンにとって墜落はつきもの......
これに対しCicadaシリーズは
あえてクラッシャブル構造を
採用することを対策としています。
フレームに使用される高強度な素材は高価であり
硬すぎると衝撃を逃がしきれずに基盤や
モーターまで破損しかねません。
また空撮機はレースやフリースタイルを
目的とした機体と異なり
墜落させないような飛行が前提となります。
よって硬い素材を接続する部分をプラスチックとし
強い衝撃が加わった際には
この部分を破損させることで衝撃を逃がし
フレームと搭載機材を保護します。
また、プラスチック部品の使用は
軽量化にもつながっています。

  • Cicada25D Prototype

     

最先端かつ合法にこだわる

電波法や航空法をはじめとした様々な規制は
100g未満の機体にも密接に関わってきます。
業務で運用する想定の機体を販売する以上
ユーザーの方々を違反のリスクに晒すことは
決してあってはならないと考えます。
これら規制の影響を最小限にしつつ
最大限の活躍が可能なFPVドローンを目指して
最新のユニットを積極的に採用しながら
日々研究開発をおこなっております。

C22 Under100g with digital VTX
Walksnail Avatar 1s Mini v3を
搭載した状態で100g未満を達成

不可能を可能に

100g未満のFPVドローンは重量以外にも
機能・性能において制限があります。
これらの限界に対して独自のアプローチと
軽量化のノウハウを用いることで従来の
U100クラスでは不可能だったことを実現しました。
今後も増えていくドローンパイロットたちの
「やりたいこと」が実現できるように
今後ともさらに革新的な機体の開発に
取り組んでまいります。

  • C22Lunatic Prototype

  • ディスプレイへ画出ししながら4K撮影

  • U100機での花火撮影